2021年度 素粒子論研究室 セミナー・文献紹介

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セミナー

目次

  • 2021/??/??「TBA(弦理論でのcoset space unification) 」溝口 俊弥 氏
  • 2021/12/10「ニュートリノ振動実験などについての(講義に近い形の)セミナー 」中野 佑樹 氏
    1. 2021/10/15「世代構造と離散対称性 」梁 正樹 氏
    2. 2021/7/2「補助的な系を持つ平坦時空でのブラックホールに対するアイランド公式とPage曲線 」宮田 晃宏 氏
    3. 2021/6/10「TBA(熱平衡に達しない暗黒物質) 」阿部 智広 氏
    4. 2021/6/4「TBA (Exact WKB) 」松田 智裕 氏
    5. 2021/5/14「b → c \ell ν 過程における素粒子標準模型および新物理模型の現象論 」井黒 就平 氏
    6. 2021/4/15「Fermilabの(g-2)_μのFirst resultを受けて緊急セミナー(解説会) 」野村 大輔 氏
    7. 2021/4/9 「Search for U(1)_{Lmu-Ltau} charged Dark Matter with neutrino telescope 」浅井 健人 氏

    内容案内

    講演ファイルにはアクセス制限があります。

    日時
    2021/??/?? (木or金) 16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    溝口 俊弥 氏 KEK
    題目
    TBA(弦理論でのcoset space unification)
    概要
    講演内容
    日時
    2021/12/10 (金) 16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    中野 佑樹 氏 神戸大
    題目
    概要
    ニュートリノ振動実験などについての(講義に近い形の)セミナー
    講演内容
    日時
    2021/10/15 (金) 16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    梁 正樹 氏 埼玉大
    題目
    世代構造と離散対称性
    概要
    近年のニュートリノ振動の観測は、ニュートリノの質量行列になんらかの対称性が残っていることを示唆している。このセミナーでは、μ-τ対称性のようなクォークとレプトンのいくつかの離散的な対称性を議論する。その後、μ-τ reflection対称性、universal four-zero texture、一般化されたCP対称性に関する最近の研究を紹介する(https://arxiv.org/abs/2003.11701)。
    講演内容
    pdfファイル
    日時
    2021/7/2 (金) 16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    宮田 晃宏 氏 東大駒場
    題目
    補助的な系を持つ平坦時空でのブラックホールに対するアイランド公式とPage曲線
    概要
    ブラックホールの情報パラドックスは、量子論と一般相対性理論を素朴に組み合わせた際に生じるパラドックスであり、量子重力理論のユニタリ性と密接な関係にある。
    ブラックホールの情報パラドックスが起きているかどうかは、ブラックホールとHawking放射の間のエンタングルメント・エントロピーを調べることにより見ることができ、パラドックスが起きていなければ、量子重力理論のユニタリ性から、そのエンタングルメント・エントロピーはPage曲線に従うことが期待される。Page曲線を得るためには近年まで完全な量子重力理論の計算が必要であると考えられてきた。しかし、最近の進展により、アイランド公式と呼ばれるものを用いることで半古典的な重力理論の計算から、いくつかの場合にPage曲線が導出された。
    本公演では、まずアイランド公式を補助的な系を持つ2次元平坦時空でのブラックホールに適用、それによりPage曲線を導出することについて議論する。次に、その設定でブラックホールが存在している時空に局所的なエネルギー励起を作る局所クエンチと呼ばれる操作を施した際のPage曲線の導出を行い、その振る舞いについて議論する。本公演は、arXiv:2104.00183[hep-th]に基づく。
    講演内容
    日時
    2021/6/10 (木) 16:30 –
    場所
    zoomセミナー
    講師
    阿部 智広 氏 東京理科大
    題目
    TBA(熱平衡に達しない暗黒物質)
    概要
    現在の宇宙における暗黒物質のエネルギー密度を説明する機構の1つに凍結機構(Freeze-out mechanism)がある。これは、過去の高温状態の宇宙において暗黒物質が標準模型粒子と熱平衡状態にあったことを仮定し、その後宇宙の膨張に従って暗黒物質が取り残されたという機構である。
    この機構を用いて暗黒物質の熱的残存量を計算する際、暗黒物質の温度は熱浴の温度と同じであることがしばしば仮定される。この仮定は、暗黒物質が熱浴中の粒子と十分よく散乱することで正当化され、多くの暗黒物質模型では通常成り立つ。一方で、XENON1T実験をはじめとする直接探索実験から、暗黒物質と標準模型粒子との散乱過程は強く抑制されていなければならないことがわかってきた。したがって、暗黒物質の温度が熱浴の温度と同じだという仮定は、必ずしも常に成り立つとは限らない。このことは従来の計算に見直しが必要であることを意味する。
    本講演では、暗黒物質の温度が初期宇宙において熱浴の温度と一致しない例として、ヒッグス粒子に結合する暗黒物質模型を取り上げる。暗黒物質の質量がヒッグス粒子の質量の半分弱程度の場合には温度が一致しないことを示し、正しい熱的残存量を得るための暗黒物質とヒッグス粒子の結合は従来思われていたよりも大きくなければならないことを議論する。その結果、HL-LHCやILC実験をはじめとするコライダー実験で、ヒッグス粒子の暗黒物質への崩壊が見やすくなることを示す。
    講演内容
    pdfファイル
    日時
    2021/6/4 (金) 16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    松田 智裕 氏 埼玉工大
    題目
    TBA (Exact WKB)
    概要
    WKB近似の手法は様々な分野で便利に使われているが、近似展開が発散級数になっているという致命的な欠陥があった。ExactWKBと呼ばれる手法ではボレル総和法を使うことでこの発散級数を積分に置き換え、WKB関数の解析接続やストークス現象などが明快かつ厳密に証明できる。ExactWKBのストークス現象は場の理論では非摂動論的効果に対応しているので、我々は宇宙論での非摂動論的な粒子生成でExactWKBを使い、厳密解が知られていないような様々な領域で解析的な議論をおこなった。 e-print [2010.14835, 2104.02312]
    講演内容
    pdfファイル
    日時
    2021/5/14 (金) 16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    井黒 就平 氏 東大 数物連携宇宙研究機構(IPMU)
    題目
    b → c \ell ν 過程における素粒子標準模型および新物理模型の現象論
    概要
    近年 B 中間子のセミレプトニック崩壊 (B → Dτν ̄ および B → D∗τν ̄) に関 する崩壊分岐比を用いた物理量 RD(∗)=BR(B → D∗τν ̄)/BR(B → D∗lν ̄) (ここで l = e, μ とする) では標準模型の予言と実験結果 に統計的に優位な食い違いが指摘されている。標 準模型において B → Dτν ̄ および B → D∗τν ̄ 遷移過程 を記述するには、非摂動な QCD の関与する B → D および B → D∗ の中間子遷移行列 (以下 Form Factor と 呼ぶ) を決定 する必要がある。従来は Form Factor を決定する理論および実験的な制限が限られてい た ため、Caprini, Lellouch, Neubert によって提唱された Unitarity からの制限を用いて現象 論的に Form Factor のパラメータ数を減らした CLN 方式が使われていた。しかし、Belle実験の CLN方式を仮定しない一般的なデータの公開や格子計算を含む理論計算の発展により、Heacy Quark Effective Theory に基づいた、より一般的な方式の Form Factor を用いることが可能になった。 我々はBelle 実験から公開された B → D∗lν ̄ の終状態粒子の崩壊角度依存性に 関するデータや QCD 和則の理論的制限の改善を行い、これらを基にForm Factorを決定した。この From Factor を用いて、Cabibbo-Kobayashi-Maskawa 行列要素 Vcb を計算した結果、|Vcb| = (39.7 ± 0.6) × 10−3 という結果を得た。これは Particle Data Group が公開している従来の値、|Vcb | = (39.5 ± 0.9) × 10−3 と不定性の範囲内で一致し、不定性が減少した。 また、決定した Form Factor を用いて RD(∗) を再計算し、SM の予言として RD = 0.289 ± 0.004, RD∗ = 0.248 ± 0.001 という結果を得た。これは Heavy Flavor Average Group が公開している従来の値 RD = 0.299 ± 0.003, RD∗ = 0.268 ± 0.006 と比較し て、それぞれに 1-2σ 小さい値であり、この結果 RD(∗) における実験結果の世界平均と標準模 型予言のずれが 4σ へ拡大した。 さらにこの結果を新物理模型が説明する場合の B → D(∗)τν ̄ 過程の終状態τ粒子の偏極や D∗ 粒子の偏極への影響、LHC 実験からの制限も議論する。
    講演内容
    pdfファイル
    日時
    2021/4/15 (木) 16:30 –
    場所
    zoomによるオンラインセミナー
    講師
    野村 大輔 氏 国際医療福祉大学
    題目
    概要
    Fermilabの(g-2)_μのFirst resulを受けて緊急セミナー(解説会)
    講演内容
    pdfファイル
    日時
    2021/4/9 (金) 16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    浅井 健人 氏 東大→埼玉大
    題目
    Search for U(1)_{Lmu-Ltau} charged Dark Matter with neutrino telescope
    概要
    U(1)_{Lmu-Ltau}ゲージ対称性は標準模型にゲージアノマリーを生じることなく導入することができ、付随するゲージボソンの質量がMeVスケールの場合、実験や観測の制限に抵触することなくミューオンの異常磁気能率(g-2)を説明することができることが知られている。本講演では、模型にU(1)_{Lmu-Ltau}電荷を持つDiracフェルミオン暗黒物質を導入し、U(1)_{Lmu-Ltau}ゲージボソンが暗黒物質と標準模型との相互作用を媒介する模型を考える。Freeze-out機構による暗黒物質生成と実験の制限を調べ、ミューオンg-2と暗黒物質の残存量が既存の制限に抵触することなく実現できることを示す。また、上記の暗黒物質はニュートリノへ対消滅するので、スーパーカミオカンデ等のニュートリノ観測装置による暗黒物質の間接検出についても議論する。本講演は、JHEP 03 (2021) 047, arXiv:2011.03165 [hep-ph] に基づく。
    講演内容
    pdfファイル

    文献紹介

    内容案内

    講演ファイルにはアクセス制限があります。

    日時
    2021/12?/??(木 or 金)16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    高西 康敬 氏 (埼玉大学理工学研究科)
    題目
    TBA(文献紹介)
    日時
    2021/12/17(金)16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    谷井 義彰 氏 (埼玉大学理工学研究科)
    題目
    Dimensional reduction of higher derivative heterotic supergravity
    arxiv: 2110.13163
    日時
    2021/11/12(金)16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    平山 陽 氏 (埼玉大学理工学研究科)
    題目
    (g-2と格子ゲージ理論)
    日時
    2021/9/30(木)16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    佐藤 光 氏 (埼玉大学理工学研究科)
    題目
    Bootstrapping the O(N) Vector Models
    arxiv: 1307.6856
    日時
    2021/8/6 (金) 16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    本多 慧 氏 (埼玉大学理工学研究科)
    題目
    Hubble tension in lepton asymmetric cosmology with an extra radiation
    arxiv: 2104.04381
    日時
    2021/7/30(金)16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    佐藤 丈 氏 (埼玉大学理工学研究科)
    題目
    Unification of Lμ-Lτ and the standard model gauge group
    arxiv: 2106.01520
    日時
    2021/7/9 (金) 16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    菅原 滉平 氏 (埼玉大学理工学研究科)
    題目
    Radiative neutrino masses, lepton flavor mixing and muon g−2 in a leptoquark model
    日時
    2021/6/11 (金) 16:30 –
    場所
    理学部1号館4階会議室
    講師
    浅井 健人 氏 東大→埼玉大
    題目
    Core-Collapse Supernovae and Neutrinos
    講演内容
    pdfファイル